「田舎暮らしは本当に人生の楽園なのか？」」について

昨今テレビ等の番組でよくのびのびと大自然の中での子育ての魅了または夫婦での終の棲みかとしての楽園として紹介されているのを目にすることがあります。 田舎産まれの私としては本当に田舎はそんなに良い所ばかりなのかなぁーと、ふっと、考えてしまいます。 熟年夫婦の場合、夫側からの提案の場合、「行くなら一人で行ってください」と、言われることが多々あるとか…。 妻側の気持ちがよくわかります。 女性は現実をよく把握してます！ 都会で神経をすり減らして仕事をしてきた人には大自然に囲まれた生活はとても魅力的であることは間違いないでしょう！ でも、その自然故の厳しさ、不便さを考えた時にこんな筈ではなかった！という問題点が出てきます。 住居費、物価は都会程かからないでしょう。 でも、移動手段ひとつとっても車が無くてはとても不便です。 いまや、一家に１台は当たり前、ともすれば一人に１台の生活です。 また、近所付き合いは都会の比ではなく濃密であるがゆえにコミュニケーションの苦手なひとには苦痛です。 それから、何せ地域のイベントが多いです。 それに伴うお金もかかります。 自分の家だけ参加しないわけにはいきません。 良いところもいっぱいありますが、マスコミに流されることなく、自分達の生活のスタンスを維持できるかどうかを熟思して終の棲みかを考えて欲しいと思う今日この頃です。

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